ニキズキッチン英語料理教室 ブログ

外国人の自宅で習う世界の料理教室

中国四川のライスカレー


MIXI仲間でカレーOFFを開いた。

A 「ママ たしか四川の人は旅をするときに自分で作った自家製ラー油をボトルにいれて持っていくんだっけ」

珍々ママ「そうよ。みんな、ほかの場所に行くと辛味足りないといってドボドボなんでもかける。」

A 「たしか四川のケンタッキーにはお店に唐辛子が置いてあるんだっけ」

珍々ママ「四川では辛味が本当に大切。四川じゃヨソから来た店はみんなつぶれるよ。辛味ないのは人気がない。ケンタッキーは大丈夫」

郷に入れば郷に従え。ケンタッキーが人気を博したのは「唐辛子」にあり。

ところで小岩にある四川家庭料理珍々のママには、ちょっぴり秘密のメニューがある。それがママが作るライスカレー

お店のメニューボードに載るのは数ヶ月に一度。めったにのらない理由「このカレーは良い牛肉じゃないと作れない。」という牛肉へのこだわり。
だからママのお店の常連さん達はメニューボードで見つけると必ずカレーを頼むんだそうだ。

以前このラッキーボードに偶然出会い、一度だけ食べたことがある。

このカレーを集団で一ヶ月前から予約をして作ってもらうことにした。

ママも数日前から自分のおメガネに叶う牛肉がみつかり、みんなに振舞えることを意気揚々としていた。

ママの作るカレーは一見ごく普通のライスカレー。にんじんと牛肉、きのこ類がスープに入っている。けれど表面には薄っすらラー油が。そしてちょっぴり唐辛子が見え隠れする。

一口食べる。日本のライスカレーにあるスパイスの強さはなくもっとマイルド。ママが牛肉にこだわるだけあってすごく良い出汁がでている。そしてラー油。
ラー油と牛肉が作るハーモニーは、どことなく懐かしくそして上品な味わいがする。 

四川で育ってきたママの食に対する背景、そしてこのカレーをを愛してきた日本人のパパと家族によって育てられてきた本当の家庭料理。

うんやっぱりこれはママにしか作れない。
そして四川の人にしか作れない。

ところで今回ママは7品の料理を用意してくれていた。
豆腐麺や青唐辛子ソースのかかったお料理

その途中に「うさぎ」出てきた。

ママ「はいウサギ」

ALL「え?ウサギ?」

私を含め食べたことがない人が大半。びっくりしながら皿を眺める。

横に座っていたAさんに「食べたことありますか?」と聞くと

「ないです 2匹ウサギを飼っていたんです」と目をウルウルさせながらとても悲しげ。なんだかしんみり。

が!

しかし 1分後 お皿を抱えるように「旨い!」とウサギを食べるAさんを見逃さなかった。

このウサギ料理。本当に美味しい。イメージでは淡白な料理か臭みがあるかとおもっていたが、
四川独特のスパイス類でじっくり漬け込まれており 噛めば噛むほどに味が染み出す。 このお料理を用意してもらうのもやはり数週間前から予約が必要。


今回は写真の中にランパさんのタイカレーペーストの写真を入れた。

やっぱり生ぺーストは美味しい。ブレンダーに水に戻したプリックシーファーを入れてミックス。その後はタイ野菜をいれて混ぜるだけ。もしランパさんに許可がもらえたらレシピをサイトにのせたいとおもう。
やはりお料理はフレッシュ素材&出来立てが一番美味。
最高の贅沢である。