ニキズキッチン英語料理教室 ブログ

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日本の地域の魅力 ~ 栃木

その名を知らない者はいない 発明王エジソン。 アメリカで生まれたエジソンは生涯で約1300のものをこの世に生み出しました。 エジソンが発明したものの中に「白熱電球」があります。

もともとはジョゼフ・スワンという人が白熱電球を生み出したのですが発光時間が1分と満たない実用化には耐えうるものでした。 それをエジソンがたまたま手にした中国産の竹を使い改良をして200時間という発光時間の記録を打ち立てました。

竹という素材に目を付けたエジソンは世界中から竹を取り寄せ、研究をした結果、日本の真竹(京都)を使うことで 白熱灯を1200時間点灯することができ、実用化に至ったのです。

このように世界中に竹が生息していて、それぞれの品種の違いから出来上がるものが異なります。

先日、栃木にある八木澤竹芸の「八木澤正」様にお会いし、実際に竹に触れる経験をさせていただきました。日本の竹工芸は国指定重要無形文化財に指定されており、栃木の竹工芸はその要の地域です。


竹製品と言えば、昔、子供のころに、おばあちゃんが「米研ぎザル」につかっていてたり、今でも梅干を天日干しをするのに竹のざるを使っていたり。どことなく懐かしさと、日本文化の正しいただずまいを感じさせてくれます。


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今回は竹を使って花籠を教えていただきました。
編み込んでいくことで「花籠」に息吹が生れます。

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こちらは 「つながる籠たち」という 竹の灯りです。
その目の繊細さと美しい光に引き寄せられ、何度も何度も この竹の灯りを見に往復してしまいました。


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世界各国生活も文化も異なります。竹は世界中に生育域があるため、非常に各国独特の面白い世界を作り上げています。


ただひとつ言えることは 世界中どの地域でも、人の手によって丁寧に、竹をひとつひとつ吟味し、選び、伐採し、編み込んでいく。その民族、地域が生み出したまさに世界観の塊なのです。

こんな素敵で繊細なソファーも栃木の八木澤竹芸の八木澤正さんがつくりあげました。
繊細なのにしっかりしていて、座りごこちも抜群です。

いつかは自然に還る素材でできている地球に優しいソファです
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