第一回 オーストリア出身クリスタさんのおすすめ東京レストラン

先生おすすめのレストランを紹介していくシリーズ

第一回　オーストリア出身クリスタさんがおすすめの東京レストラン

「カフェラントマン　（Cafe Landtmann) Wien 1873 青山店」

ここはウィーンで１４０年前に生まれた「本場のオーストリアのカフェ」

店名にある「青山店」は日本のあちこちにあるというわけではなく

ウィーンの支店という意味だそうです

駅から少し離れた少し古い建物に一角にひっそり佇むお店は

レトロな雰囲気が魅力的です。

メニューはザッハトルテもあればカイザーシュマーレン、

仔牛の肉で作られたウィナーシュニッツェル

皇帝が大好物だった「ザルツブルガーノッケルン」もあります。

このお菓子はオーストリア中部にある「ザルツブルクの山々」を冠していて

その名の通り、山に見立てたお菓子をグラタン皿でふんわりと焼き上げてます

ランチセットをオーダーしたらウィーンの有名なパン「センメル」が運ばれてきました。

ウィーンのホテルやカフェの朝食で出てくる定番の白パンです。

ドイツと並んでパンが美味しいオーストリアですが、また独特のパン文化があります。

「センメル」の星形の切り込みはクルストと呼ばれ少しカリッとしています。

パンの横に切り込みを入れて、バターを塗ってはハムやチーズをのせて食べるのが

一般的で、１６世紀のハプスブルク家の結婚式ですでに登場したといわれています。

次に運ばれてきたのが「クレセントロール」。「キプフェル」と呼ばれることもあります。

クレセン、キプフェルともに三日月という言葉を表すそうです。

こちらも歴史があるパンでランスのクロワッサンの原型。

小麦粉、塩、水だけで作られた昔ながらの味が特徴です

ランチのお好きなスープは「グーラッシュ」を頼みました

パプリカパウダーで煮込んだ味わい深い肉入りスープで、忘れがたい味わいでした。

オーストリアの味を懐かしく感じたら是非訪れてみてください

クリスタ