先日ブログに書いた、資生堂のメイクアップコース。100分8000円にいってきました。
http://www.shiseido.co.jp/bss/index.htm
場所は関内。資生堂の支社の中。企業の一室でおこなうものなので、雰囲気はサロンというより質実剛健。
受付をすませ中の部屋に入ると、黒いスーツに身を包んだそれはそれは美しいお姉さま達が数名、微笑みながら
「いらっしゃいませ 本日はようこそお越しくださいました」
と代わるがわる頭をさげてくださる。
時間までの間、待合室に通される。しつこいようだけど会社の中なのでいたって無機質な空間。でもその空間を打ち消すように、席に座ってすぐに
「飲めば飲むほど美しくなる美のお茶でございます。館内、空気がだいぶ乾いていらっしゃいますのでお喉元を潤わせ是非リラックスをされておまちくださいませ」
とにこやかにご挨拶。丁寧な言葉使いがさらに心地よい気分を生み出してくれる。
お茶は甘みのあるトロっとした不思議な食感。
定刻。自分より一回り歳を重ねたアドバイザーの方(今日の担当)に連れられ奥の一室に向かう。
今回使用する機械は、顔の一番美しいとされている数値からどれくらい離れていて、どうやってカバーをすればより理想の顔に近づけるかを数値で出して判断するものだそう。
カメラで素顔を撮影。数値がびょびょーんと出てくる。
「え~まずこの数値から、女性の顔を4つに分類します。
・小さめの丸顔にパーツがコンパクトにおさまった童顔(暖かみのある顔+童顔)
・大き目の丸顔にパーツが分散されたスポーツ顔(クールな顔+童顔)
・小さめの面長の顔にバランスよくパーツがおさまった大人の女性らしい顔(暖かみのある顔+大人顔)
・大き目の面長の顔にパーツががっしりおさまった大人のたよられやすい顔(クールな顔+大人の顔)
あなたの数値は大人のたよられやすい顔に女性らしい顔がミックスされたタイプです。良く人から道を聞かれませんか?それと素顔の印象は知的という印象を受けました。普段はどうですか?」
「はい。道を聞かれ、まじめそうといわれます」
と答えると
「そうでしょうそうでしょう。数値に出てますから」
とちょっぴり嬉しそう。
「平均値からいくと、目と眉のあいだが離れているから眉は下に書いたほうがいいわ。あごがしっかりしているのでブラウンをつかって陰影をつけていきましょう」
まずは下地付け。これを適当にぱぱっぱと付けると
(なってないわ~)とばかりに「まあダイナミック!だから事前のアンケートにお化粧時間が3分と書かれていたのね。クリームの塗り方は化粧指といって中指と薬指の2本をつかって丹念に塗りこんでいくの。ファンデーションもそう」
使ったファンデーションはクレドポーボーテの白とクレドポーボーテの肌色の2種類。買うと合計で20000円の高価なもの。仕上げはおしろいをフェイスブラシでさっと塗る。これにより透明感がアップするんだそう。
「今回は高いものを使いましたが普段お使いのファンデーションでもこうやって丁寧になさればとても良いベースが作られます。」
こうして下地からファンデーションを塗り終わるまでの いわゆるベース作りに15分かける。
特に厚塗りしたわけではないのに、ゆっくりやるとこんなに丁寧に仕上がるのね。とちょっぴり感動。
続いて頬紅。リップ、アイシャドウはこの春一押しのマキアージュで統一・
約10種類前後のお化粧品が代わる代わる塗られていく。
普段から気にしているところをカバーする箇所ではしっかりと手書きでマニュアルをつくってくれ、せめてここだけはしっかりやりましょう!と強く念を押される。
最後に写真を撮影してくれおしまい。
100分かけて作った顔は目元を強調して全体的にピンクをのせた流行の顔に仕上がっていた。
「今日でこの講習は最終日とお聞きしましたが、もうやられないんですか?」
と聞くと
「あまりにも反響が高いので場所を探して行えるよう検討にいれております。また皆さまとお会いすることができそうです。資生堂のホームページに開催が決まりましたら掲載いたしますので是非またご覧になってください」
と嬉しい一声。
100分の講習はとっても有意義。もし再開されたらまた行こう。