ニキズキッチン英語料理教室 ブログ

外国人の自宅で習う世界の料理教室

クッキングフェアリー


横須賀米軍基地の中に住む大学生主婦ジェイミ(25歳)

彼女は基地の中で「クッキングフェアリー」と呼ばれている。

料理教室を終えた後、いつもデザートを一品焼き上げる。

それは料理教室用の試作品で、このデザートを試食をしてもらうために基地の中のバーに持ってくることから  

バーのママや店に訪れるお客さんたちに こう名前がつけられた。


「今日はクラスがあるようだから 夜はクッキングフェアリーが

デザート もってきてくれるわよ。バーにいこう」



そんな交流が繰り広げられている。



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私は気に入った先生を通いつめる傾向があり 今は

インドネシアのグレース、ドイツのベアさん そしてアメリカのジェイミ

この3つによくいく。

通う理由は

先生が勉強熱心で、料理の素質があり、

あまりまだ大勢の人が注目していないところ

そして何よりも芯が温かく ホスピタリティが感じられるところ

ベアさんにお菓子を習い

グレースでアジアの基礎を習い

ジェイミでは英語と料理のベースを習いに参加している

どのクラスも往復3-4時間かかるが価値のあるクラス



そして。プエルトリコのリナで感じたように

気に入ってくれた人が1人また1人と戻ってきてくれる

徐々に仲間が増えていくのを味わうのが好きなんだと思う





今回は大好きなジェイミのオックステイルスープを習いに横須賀にいってきた

ジェイミとはたまに料理のことでメールを交換することがある

調理法でわからないことにぶつかると助けてくれる頼もしい友人だ


そのジェイミから前日

横須賀で物騒な事件があり 町全体がものものしい雰囲気かもしれない

とメールが届けられた


横須賀の町に到着すると その事件はかたづいていて 

いつもの平穏さが、ゆるやかに戻ってくる気配が漂っていた



ジェイミーの家に着くとまずはコーラで乾杯

1つがコーラの缶サイズの大きな牛の尻尾がいくつも入ったパック

がキッチンの台に置かれた。


多くの人が尻尾をみるのが初めてで嬉しくて写真を撮影する。

特大のビニールに小麦粉とシーズニング、塩、胡椒、尻尾をいれて

シャカシャカと粉をまぶしていく


豚の塩漬けにちかいベーコンを切り、鍋に入れてベーコンをカリカ

になるまで炒めて油を抽出する。

そこに粉をまぶした尻尾をいれて表面を焼き

ワインと野菜で作ったデミクラスソースでぐつぐつと煮込んでいく

ジェイミのクラスはNiki's Kitchenの中でも長いほうで6時間から7時間

料理教室にかける。

これは彼女の、最初から作り方をすべて見せたいという丁寧な心がけが

クラスに反映された結果だ。

他の多くのクラスは夜のうちに先生がスープをとっておいてくれるが

ここはスープの取り方から勉強する。

いつもは缶で買ってきてしまうデミグラスソースもここではシンプルな

材料からつくりあげていく。



スープを煮込んでいる間は飽きないようにと メニューにのっていない

料理を教えてくれることもあるし

今回は3つのアトラクションを考えてくれていた

1つはニンジンを使って、様々な形に切り刻んでいき 料理用の英語を

勉強すること



1つは英語であれをもってきて、これをもってきてと指示し

動作と英語を覚えさせること 

突然「プラッターをもってきて」といわれて 迷っていると

お皿だと教えてくれた。

こうして英語を動作から勉強していく



もう1つはイースターの時にアメリカの大学生が行う伝統的なゲーム

マシュマロは電子レンジにいれると膨張する

イースターらしいヒヨコか兎のマシュマロに楊枝をさし 

電子レンジに2ついれて どちらが

割れるかを競争するのが 

みんなの前にもヒヨコのマシュマロが配られた

「やろうか」と今回は誰も言わず

「掃除大変だろう」とジェイミを気遣い

そしてyou tubeでそのシーンを眺めることにした

http://jp.youtube.com/watch?v=I18FIrE5xfk

これを眺めながら最初のアペタイザーを食べる

今回はアンチョビとフレッシュタイム、塩コショウ、玉ねぎをバターで

ローストし、これをパンの上にのせて食べる

この味は皆に大好評。ぱくつきながらおしゃべりをする

今回はクッキングフェアリーの話とマシュマロを戦わせるのPEEP WARSの話題

そしてデザートのU.S. NAVY ACADEMY CANNONBALLSの話題をした

アカデミィ キャノンボールアメリカの軍の学校のカフェテリアにおいてある

デザートで砲弾を意味するそうだ

ジェイミはもっと英語を理解してもらえるようにと

ゆっくりと話してくれるようになったのと

わからない単語は「なにそれ」とみんなで聞き その単語の意味を

教えてもらいながら話をきいたので 全員話を理解することができたとおもう

そんなこんなで料理を最後まで終了しオックステイルスープ

トマトサラダ、ジェイミがサービスで出してくれたビスケッツ

を完食

オックステイルスープはテイルの持つ独特な味わいと

デミグラスソースがしっかりと作られていて まさに至福の味

それに暖かいトマトサラダがばっちりマッチする

さすがにデザートまではお腹に入らず、あまったオックステイルスープ

と一緒にみんなでお持ち帰りをした



今回の料理写真

http://picasaweb.google.co.jp/nikikitchen/GkZTiB