キアさんはこの夏まで先生をしてくださっていた
チェビスさんから紹介されたソウルフードの先生です。
はじめて電話があったときに
チェビスさんが今まで教えてくれたお料理とかぶると
難しいから、まずはお料理を実際に作ってくれないでしょうか?
とおねがいしてみました。
ソウルフードに詳しい人に何を最初に頼んだらいいかなぁと
聞くと「マカロニ&チーズ」がいいよ。これはシンプルなお料理なだけに
その人の腕がわかりやすいの。
なるほど~。これってイタリア人にペペロンチーノをつくってもらったら
その人の腕前がすべてわかる というのと一緒!!
キアさんにお会いした時の印象は
何事にも、とても姿勢の良い女性
コミニケーションがとてもとりやすい
と、とっても好印象!
その証拠に英語力が決して得意ではない私と4時間も心を
通わせながら会話が続けられるのですから。
テーブルの上にはパリッとした白いクロスがかかり
お花がちょこんと活けてありました。
本棚の中にはたくさんの料理本。11歳の時からお料理をおばあちゃんに
習って作り始めたキアさんは、今は15歳になる息子さんにお料理を教えています。
ソウルフードは家族から家族へと伝承される大切な宝物なのです。
これはアーティチョークとカラードグリーンのディップです。キアさんの
指導のもと30分で完成。種類豊富な素材を使いとにかくすごい美味。
多彩なアラカルトを見せていただきました。
ちなみにカラードグリーンですが日本では
Couve Manteiga(コウベ マンテイガ)の名前で
JR五反田駅東口目の前のコンベニオ・キョウダイで売ってます。
http://www.fenaboja.com/IJYU/ijyukazoku/422/422_peru.htm
カラードグリーンをいれずアーティチョークのみでも
十分美味しいですがこだわるかたは是非カラードグリーン
手に入れてみてください。
これはマカロニ&チーズです。表面にはしっかりと固く焼きあげられ、
中にはソースがたっぷり絡んだアルデンテのマカロニが。
定番中の定番だからこそ一口ですべてがわかります。
キアさんの丁寧な仕事ぶりが写真からも見てわかる。
これはコールスローです。
メインは「オックステールのシチュー」。この写真は本場ソウルフードの
オックステールの写真です。
キャンディヤムと一緒にセットで食べることが多いようです。
もともとソウルフードというのは大農園時代に主人が
食べないテール肉やモツなどを、どうやったら美味しく食べれるかを基本に
アフリカ系アメリカ人の人たちが試行錯誤の上
生み出されたお料理です。
このテールのシチューもしっかりと下処理をほどこすため
骨の周りの肉をいつまでもかぶりつきたいほど
美味。そしてその下処理の方法をクラスで教えてくれます。
ビーフシチューとはまったく違う
まさにソウルフードならではの活力あるメイン!なのです
ずら~とテーブルにお料理が並ぶのはまさにソウルフードならではの
醍醐味。チェビスさんがクイック&イージィ料理と例えるならば
キアさんはお祖母ちゃん仕込みの本格ソウルフード。
フライドチキンも2日かけて準備をしないと
本当に美味しいのはできないんだそうです。
なぜソウルフードが生まれたか。そんな背景を是非作ってみて
そして舌で味わって体験してみてください。
クラスの後はキアさんに頼むとフードコートにつれていってくれます。
アンソニーピザやシナボン、アメリカンスタイルのマクドナルド
など様々な、アメリカのファーストフードも見れますよ。