さて山形から届いた大量のアーティチョーク。これはどのように料理されていったのでしょう。hiraさんから素敵なエッセイが届きました。
実は西洋では比較的ポピュラーな野菜ですがアーティチョークは日本でとても育ちにくいため今まで輸入品に限られてきました。ここ数年のうちに日本でも栽培されるようになったのです。作り方は非常にユニークな使い方をします。大きな野菜からは想像ができない食用に残るのはほんのわずかなそれを、西洋では溶かしバターを塗り歯でしごきながらいただくそうです。
6月そして7月の頭が旬のアーティーチョーク。物語のはじまりはじまり.
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昨日はロバートのクラスに行ってきました。
最近ヘルシーな料理が増えてきたロバートは今月もヘルシーで夏らしく、とても美味しい料理を紹介してくれました。作り方もさほど難しくはない。
が、使う食材だけ見たらハードルが低い料理なわけでは勿論ない。
なぜなら人生で一度も買わずに終わる予定だったアンティチョークが使われていたから(爆)。
そしてそれを使うのがロバート。
アンティチョーク (朝鮮アザミ)
アンティチョーク (朝鮮アザミ)
アンチィチョーク (朝鮮アザミ)
名前は知っている。あ、イタリアンで食べたこともある。食材屋で瓶詰めなんかもたまに見かける。
が、自分で買うには恐れ多すぎる。それが
アンティチョーク (朝鮮アザミ)
さてさて、そのアンティチョークを以前調べた時に私は「え?ゆでて食べるくらいしかないわけ~?」と驚愕したのですが(日本じゃ1000円くらいするでしょ~?それをゆでるだけなんて!)、今回は料理の中のひとつの具に使ってます。さすが恐れを知らないバター命のロバート(あ、今回はバター使ってませんw)。
アンティチョークは芯しか使わないので周りをざくざく切り落とし、酢と塩入りの水につけてあく抜きします。
水、ビネガー、オレンジ、ローレル、ニンニク、チリ、塩など入れた鍋を沸騰させたらアンティチョークの芯達を放り込みます
やわらかくなったら完成。
めしべの部分が見えますか?
ここをスプーンなどで掘って、額の部分だけ残す感じ。食感はたけのこっぽい。
それを適当に刻んで、オレンジ、オリーブ、紫たまねぎ、ゆでたジャガイモ、ハーブなどと一緒に和えます。塩コショウ、オリーブオイルなど加えます。
塩胡椒を振った白身魚の上にアンティチョークなどの具を乗せてクッキングシートでくるみます。白ワインをちょっと振っていい具合に蒸すようにします。ハート型の紙がすご~く包みやすくて驚きました。丸じゃなくてハート型が良いです。
この紙に包んでオーブンで蒸し焼きする製法はフレンチのものでパピヨットというのですが、とても簡単で素材の味が生きていて素晴らしい!
はさみでジョキジョキ切ると、中から現れたのはちょうど良く蒸しあがった魚達。
味も絶妙で美味しい♪ これは作り置き出来るからパーティーにも使えるなぁと思ったりしました。私はオレンジじゃなくてレモンでやるけど(笑)。
あとは低温でじっくり焼いたトマトとアスパラ、玉ねぎ、ヤギチーズをパイで包んで焼いたものも作りました。
見た目も麗しいけど味も麗しい。
ケーキは甘いものが苦手な私は直ぐにギブアップしちゃうのですが、半分美味しく頂きました。生のイチジクって本当にすばらしい。