ニキズキッチン英語料理教室 ブログ

外国人の自宅で習う世界の料理教室

男子禁制ページ:韓国のよもぎ蒸し

昨年の秋にパークさん企画でみんなでいった韓国ツアー。

その中に「よもぎ蒸し体験」というのがありました。

参加した皆さんが口々と少し照れながら

「いや~すごかったです。目のやり場に困りました..」

「え!なにがあったんですか?」

「足を開いて直接あてるんですよ よもぎの蒸気を 体にイイらしいんですが

なんせ恰好が...大衆浴場に入ったらみなさん惜しみなくガバっとお開きになっていて

どうしようかとおもいましたが郷には郷に従えで みんなでガバっと開いてきました」

このよもぎ蒸し。韓国で昔からある女性向けの伝統療法です。



で最近発売されて話題になっているのが 「よもぎ蒸しパット」を韓国土産でいただきました。

なんと「羽つきの生●用ナフキン」の裏と下着の間にもぎの入ったホッカイロを粘着テープで

止めて「いつでもよもぎ蒸し」ができる優れもの


とにかく体が温まるということでつかってみたら◎!

知り合いのおばちゃんたちに使ってもらったら

「腰痛持ちでずっとカイロに通っていたんだけどこれを使ったら痛みが取れた!」

と大好評 ↓ これが「よもぎ蒸しパットの入った箱」




そんな話題を背に天王洲アイルにある韓国料理教室のミンジョンさんの

クラスに行ってまいりました。



ミンジョンさんにこのよもぎ蒸しパットのことをお伺いすると

やはり最近のもののようで実物はまだみたことがないとのことでした。

参加者の方が

「夫がこれをつかってもいいのかしら」

と聞くと

「男性は暖めてはだめなので、使ってはダメ!です」とのこと。

みんなであてちゃだめなのねとキャーキャー大騒ぎ。


ミンちゃんのクラスの楽しさの秘訣は、会議室で食べるOLランチのような

仕事の合間にトイレで息抜きをするガールズトークができるのも

人気の秘訣のようです。


12月のメニューは「カルビチム」

骨付きカルビとお野菜の蒸し煮で宮廷で作られていた伝統料理です。

使う食材がなんとなく豪華なものが多いため韓国でも「お祝い」の時に

このお料理を作るそうです。

実際にミンちゃんも「これは1年に1回位しか食卓にのぼらないわ」

とのこと。

下記の写真はカルビチムに一緒にはいる野菜です。

野菜といっても鍋料理に使うような根菜ではなく、生栗やナツメなんかが入ります。

お料理を作りながらミンちゃんが生の栗を試食させてくれました。

韓国産だそうで、まるでリンゴのように甘いんです。

こんなに生の栗は美味しいんだとみんなで次々と手を伸ばしポリポリとかじりました。

そして誰かが「あれ?このナツメには松の実が入ってる」と見つけました

ミンジョンさんが「韓国では結婚式があるとこのナツメに松の実を詰めて、

結婚式で投げる風習があるんです。

お料理にこういうのを見つけると、誰かの結婚式があったのね。とみんなわかります。

このナツメは母の友達が結婚をしたのでその時に配られたものなんです」

と教えてくださいました。なんとなくみんなでおめでたい気分に。

これらのものがはいってカルビチムが完成します!!!

中にはすりおろした梨を布巾で越した梨汁もはいるのですが

これは秋の収穫時期にミンちゃんが越して冷凍をしておいてくれました。

カルビチムには梨はかかせない素材だそうです。






そしてオデンを人参と玉ねぎで炒めたオツマミや

玉ねぎとエゴマの葉の即席漬け

ごはんに

白身魚のジョン

エビスビールがテーブルに並びました

「こんなにいっぱい20人前位ありそうですね」

「そんなことないのよ これ全部みんなで食べちゃうのよ」

最初は半信半疑だったのですが、お箸が進む 進む。

おっしゃる通りほぼスッカラかん状態までみんなでいただきました。

お料理の組み合わせが良いのか、どれも飽きることなく最後まで楽しむことができました。

「ミンちゃんのクラスの良さはおしゃべりが楽しいこと、そしてかならず家で作れる

お料理をストックできることなんです」

そういつも参加してくださってる方が教えてくださいました。

話は戻りますが よもぎ蒸しパット。クラスの参加者の方が

秋葉原のアトレの2Fの化粧品グッズのお店で日本版のもの「よもぎ温座パット」

を見ましたよと情報を教えてくださいました