ニキズキッチン英語料理教室 ブログ

外国人の自宅で習う世界の料理教室

体験記:ミニクラス:大人のお子様ランチ ワンプレートご飯

今日は元デンマーク大使館のエグゼクティブシェフ ティラックさんのお料理教室。

実は震災のあおりを受けてティラックさんのカフェを閉じることになってしまったので

急きょティラックさんのご自宅で教室を開催することになりました。



さてデンマークいというと金髪、青い目というイメージがありますが

ティラックさんはスリランカ出身。マリオットホテルでシェフを長年されていたそうで

そこの腕を買われ大使館のシェフに抜擢されたんだそうです。



そしてもうひとつのお知らせとして、2時間~2時間30分で終わるミニクラスを新たに

設定しました。これはいつものクラスのように前菜からデザートまですべてを習わない分短時間。

そのぶん焦点をしぼったスタイルにしたもので、短時間でぎゅっと習いたい人向けのお教室です。

ディキーさんも4月からミニクラスをスタートさせました。



今回のメニューです。

焦点は

●お皿の上にちょこちょこっといろいろなものをのせ、デコレーションをほどこしながら「大人のお子様ランチ」

●スープの上にはバリスタのようなデコレーションを実習します。

●オープンサンドは海と畑をテーマに2種作る

●トマトで作るバラの花を実習してデコレーションをほどこす






さぁやってみましょう!




まずはきゅうりのデコレーションです。できるだけ細く切り、扇のように広げ




中を折りたためば




王冠の出来上がり




みんなも実習です。つかってるナイフはIKEAのもの。




小学校5年生の男の子もがんばってつくっています。




次はトマトで薔薇作り。ヘタをとったあと、薄く皮をりんごのようにむいていきます。

コツはトマトを押し出さないよう、ナイフをゆっくりのこぎりのようにスライドさせながら切り込んでいきます




丸めて薔薇の出来上がり




もう一個つくってみましょうか 十字にトマトを切り込んで 皮をむけば




お花の出来上がり




今日は薔薇や王冠をつくりました




次にきゅうりのピクルスです。アップルビネガーとローズペッパー




きゅうりと、赤玉ねぎをキューブにきって 砂糖をたっぷり、アップルビネガーとローズペッパー 塩

をかけて 




手でゆっくりまぜます。30分くらいそのまま置いて味をなじませてくださいね とのこと







次にポテトサラダです。じゃがいもは皮をむいて四角く切ってから茹でます。

これはビーツの瓶詰。カルディにも置いてあります。

このまま使うと色が強くついてしまうので、水で5-6回すすいでからつかいます




ビーツは細かく切り、グリンピースは(冷凍の場合は4-5時間くらい自然解凍をさせる もしくは生のもの)

茹でた後冷水にさらし 鮮やかな緑色を出します。

グリンピースはスプーンでつぶし





塩コショウをして




グリンピース、ポテト、ビーツ、ベストフードマヨネーズと

粒のないほうのマイユマスタードをよくまぜてポテトサラダを作ります





ティラックさんが手こねで作っておいてくれた ライ麦のパン。みんなですごい!同じ厚さに全部切ってると

大歓声。ライ麦のパン なかなか普段は手に入りませんがこれも真空パックのものはカルディに置いてあります





ライ麦パンに ポテトサラダと バラの花に切ったミニトマト ディルを飾って完成!





次に海老です。海老はグリーンランドのむき身ボイル甘海老を500g使用しました。

http://tokushou.co.jp/ebi/ebi3.html




これは冷凍庫に寝る前にいれておけば朝には自然解凍をされているそうです。

水で洗うと海老の旨味がなくなってしまうので、排出された水だけ捨ててね!とのことでした。

茹でであるのでそのままサラダに使えます。

ぷりぷりしていて美味しいです

「スーパーで国産のエビを使うときは、皮をむいて塩水に一晩漬けて、水を排出した後

カットしてバターで2分フライパンで炒めた物をつかってみてください」

とティラックさん。

参加されている人も慣れていて、「代替えはどうしたらいいの?」といった

質問がぱんぱん飛び交います。




さて海老はそのまま、ディルを刻んだもの






ベストフードマヨネーズ、レモンをいれて






よく混ぜます






キャビアと茹で卵を半分切ったもの、ピンクペッパーをクラッシュさせて上に飾って出来上がり




最後はスープのデコレーションです。このスープ、見た目はキャロットスープですが

ひとくちのむと、極上のカレー!これにバルサミコと珈琲ミルクで飾りを作ります。



さぁつくってみよう!





だんだんと食卓らしくなってきました





和気あいあいと楽しい時間





ティラックさんが北欧のアーモンドケーキを焼いておいてくださいました。これはアーモンドの皮をむいて

手づくりで細かく砕いたパウダーをしいてあるので、とっても味わいがあります。

サイドで使う、ケーキもパン スープはすべて手作りで とても手間がかかっています。





はい完成です。




古民家に住み、デンマーク料理を作る スリランカ人のティラックさんは仏教徒だそうです。

意外性に驚きました。いろいろなものが混じり合って溶け込んで

それが将来の世界の人々の姿なのかもしれません。




さて震災のあおりで できたばっかのクラス 出会ったばかりのティラックさんが

あらたに再就職先を探さなければいけないという事態になってしまいました

次はティラックさんが再就職先を探して 安定したらの開催になります

どうか日本で見つかりますように。