不断草のパイを食べに~ 狸穴の幻カフェ ~ ひなぎくきつね
大木さんに幻のカフェが開いたから遊びにおいで~と誘われトコトコお散歩
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ここは麻布台、狸穴ちかくの袋小路の奥にひっそりと佇む昭和初期に建てられた洋館。
人目を避けるために建てられた趣のある白亜の館に入ると
凛とした姿をした高齢の令夫人が一人で給仕をしていました。
「このケーキはみんな奥様がお焼きになったのですか?」
と尋ねると、
「そのようにお呼びになりたかったら わたしはそうなのでしょう。はいわたしの焼き上げたものです」
昭和初期、美術家や文学者など集まるサロン的な場所として作られたカフェには女給と呼ばれる女性給仕がいました。
この受け答え。まさに建てられた時代からずっとそこで働いていたかのような時が止まったような感覚。
ここは月に3日だけ開店している幻のベジタリアンカフェ「ひなぎくきつね」
令夫人が八ヶ岳の自家畑の野菜を使ったパンと菓子を夫人自ら給仕してくださいます。
今月は6/30-7/2まで。
今の時期は畑で採れた不断草(スイスチャード)と豆のパイ(絶品!)や、
自家製レモンピールが練りこんであるカステラなどが召し上がれます。
尚、八ヶ岳でも月に3日だけカフェを開いているそう。
場所はメールをくれた方だけに知らせてくれるそうなので ご近所の方は是非
不断草のパイ食べてみてくださいね。
http://www.vege-dining.com/information