ニキズキッチン英語料理教室 ブログ

外国人の自宅で習う世界の料理教室

連載第七回:世界のお菓子【香港~楊枝甘露】

香港の甜品(ティエンピン)屋さんでとても人気のあるマンゴーのデザート

「楊枝甘露(ヨムジーガムロウ)」。

お店の軒先に良く熟れたマンゴーが並ぶ季節になると、かならず作りたくなります。

香港ではフィリピン産と台湾産のものがほとんどですが、

そのほかにもメキシコやオーストラリアのマンゴーも売られています。


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コナッツミルクとマンゴー風味のスープ「楊枝甘露」は

食べ進めると、中にはマンゴ、柑橘系のポメロに、タピオカと

具材がたっぷり詰まっています。



マンゴとココナッツの王道の組み合わせに、爽やかでホロ苦みのあるポメロ、

もちもち感のあるタピオカが加わると、とっておきの甜品に変わります。



各具材の比率により、ミルク色の濃いデザートになったり、

マンゴ色の濃いタイプになったり。




香港で有名な甜品屋さんの許留山(ホイラウサン)や

満記甜品(ムン・ゲイ・ティンパン)でもお店により見た目も味付けも異なります。



暑い季節、汗をかきながら食べるととてもありがたいです。



楊枝甘露 制作:ジャニタ(ニキズキッチン・香港料理教室講師)


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