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ポルトガル料理教室栗山真由美先生の念願のポルトガル料理本が本日発売になりました

ポルトガル料理教室栗山真由美先生の念願のポルトガル料理本が本日発売になりました。 まもなくベルギーに移住される栗山先生の愛情たっぷりのポルトガル料理本。是非お手に取ってみていただければ幸いです。

以下 ↓ 本

http://urx2.nu/Z0Mb

栗山先生よりメッセージです

本の画像の下にメッセージがあります

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 ↓ 

こんにちは。

桜の開花も間もなくでしょうか、春はすぐそこ!

私個人的にも、春の訪れのような、とても嬉しいお知らせがあります。

 苦節10年(笑)と言ったら大げさでしょうか。

長年の夢だった、ポルトガル料理の本を出版できることになりました。

ポルトガル流驚きの素材組み合わせ術! 魔法のごはん」というタイトル、

枻(エイ)出版社さんの編集です。

 ポルトガルに行き始めて、20年。

並行して料理の仕事を続ける中で、機会をいただいてはポルトガル料理を紹介してきました。

ブラッシュアップする機会にも恵まれ、11年前からは料理教室を始めました。

私が恋したポルトガル料理は、日本人の口にとても合います。

「合います」とことさらに言うことでもないくらい、違和感なく馴染みます。

それは魚介や米をたっぷり使い、

素材からのだしの利用、その旨味を知っているなど、数々の類似性があります。

またカステラに代表されるような、ポルトガルから伝わり、日本に根付いたお菓子や、料理、ポルトガル語もあります。

どこか懐かしく、DNAに染みついているのでは?と思わせる郷愁感は、特別でもあり普遍的だと思っています。

一方で、日本人には思いつかないような組合せの妙があります。

これには驚き、その美味しさに感激しといった、経験が重なっていきました。

タイトルにあるような”魔法”を感じたのです。

ご紹介できるレシピが増えるたびに、むくむくと本にまとめたいという夢は膨らみました。

しかしながら、企画を持ち込んだ版元も幾つか、友人知人の編集者が売り込んでくれたりもありましたが、なかなか実現が難しかったのも事実です。

そんな中、時々お世話になっている「暮らし上手」シリーズを手掛ける枻出版社さんの「今日の晩ごはん」というウエブサイトの撮影がありました。

https://www.kurashijouzu.jp/cooks/kuriyama-mayumi/

カメラマンのOさんがポル好きで、かつて通っていたポルトガル語の教室が同じだったことが発覚!

ポル話で盛上がり、「ポルトガル料理の本を出したい」思いをお話ししたところ、料理ムックの編集部をご紹介くださいました。

10月に初めの打合せ(顔合わせ?)から半年後には出版されるという超猛スピードでの製作でした。

個人的に時間の猶予がなく、ご迷惑をおかけしましたが、こうして本を手にして、感激もひとしおです。

正式な発売日は明日、3/19ですが、ネット販売は早いようですね。

すでにお手元に届いている方もいるようです。

この本ですが、大々的にポルトガル料理とは謳っておりませんが、全編ポルトガル料理です。

ちょっとだけ中身↓

代表的で伝統的な、ポルトガル然とした料理、

先鋭的な今のポルトガルを代表するレストランからインスパイアを受け、レシピを起こした料理、

例えば、レモン・オレンジ・香菜などポルトガルらしい食材や、調理法からヒントを得た料理なども含まれています。

全てはポルトガルのレストランやカフェ、恩人知人たちのご協力あっての学びが基礎となっています。

多くの人、時間、思いの結晶と言っても過言ではないでしょう。

日本の家庭で作りやすい工夫も加えさせてもらいました。

ポルトガルに触れたことのある方だけでなく、

全く知らない方にも手に取ってもらえるような工夫を編集部ではしてくださいました。

各メニュー名もわかりやすく日本名になっていますが、

ポルトガル語の料理名の方がピンとくる方、

ポルトガルへの旅先でオーダーしてみたい方、

逆にポルトガルで食べたあの味を作ってみたい方へは、裏表紙にポル語表記を入れました。

多くの方の手元に届いて、ご家庭で活用してくださると嬉しいです。

 最後に、長年の夢を叶えてくださった枻出版クッキングチーム編集部の皆様、

本当にありがとうございました。

とても濃密な半年でした。

実際、無事に作れるのか?と思うようなタイトなスケジュールでしたが、無駄なく的確に動いてくださり、スキルの高さに驚かされました。

写真は初めましての中垣美沙さんに撮っていただきました。

おしゃれに撮っていただき、新しい世界が開けました。

ポルトガルにも興味を持ってくださり、料理も喜んでくださってありがたかったです。

そして、スタイリングは宮田桃子さん。

彼女、実は5年ぐらい前から時々、私のアシスタントをしてくれてた子なんです。

数年前からは、スタイリストの仕事に惹かれていると聞いていました。

私は何の力にもなれなかったのですが、努力して、ここ1年はスタイリストとして経験を重ねていたようです。

そして今回、スタイリストと料理家として初めての現場でした。

随分と頑張ってくれましたし、その成長ぶりに目を細める私 笑。

本当に嬉しかったです。

長くなりましたが、「ポルトガル流驚きの素材組み合わせ術! 魔法のごはん」のご紹介でした。

多くの皆様のお役に立てるよう祈っています。

どうぞ、よろしくお願いします。