テテさんの日本に残しておきたいとっておきのメキシコ料理その3
続いて教えてくださったのがチポトレポロ(チキンのチポトレ味)です。
こちらもいかにもメキシコらしいお料理でした。
フラワートルティーヤを
カップの形にセルクルで成型してから
オーブンで焼きます
するとこんなカップができあがります。
このカップの底にキャベツの千切りをいれて
鶏肉とトマト、たまねぎ、にんにくとシーズニング
で炒めたポヨをのせます。
スプーンで小さじ1/2位のテテさん手製のチポトレソースをのせて
(テテさんは手製でビネガーとドライチリと胡麻を2時間に詰めてつくりましたが、
缶づめのチリチポトレをブレンダーでソース状にしたものも使えます)
カップの表面にフリホーレス(白い豆、カナーリオとクリームチーズでつくったもの)
をたっぷりと塗ってがぶりといただきます。
トルティーヤのカップはアボカドと海老のサラダをいれたり
いろいろ使えるので遊んでみてねとのことでした。
このお料理に使ったのが
■チレチポトレアドボソース漬け
生の唐辛子を長期保存するために、唐辛子を乾燥して保存する方法を大昔の人は
考えました。
ハラペーニョを干して乾燥させ、さらに燻煙したものを「チポトレ」と呼びます。
燻製のインパクトのある香りが特徴です。
このチポトレをトマト、酢、胡麻と一緒に2時間煮込むとソースができあがります。
このソースはアドボと呼びます。チポトレは解けずにそのままソースの中にぽかんと浮かんでいます。
「チポレがアドボソース漬け」を総称してチポトレアドボと呼びます。
ブレンダーでこのアドボソースとチポトレをミックスして料理に使ったり、
チポトレは包丁で切って形のまま料理使い、アドボソースは料理の調味料として使ったりします。
このアドボとチポレが1つになって缶詰のなったチポトレアドボが世界中で売られていますが、
自分でチポトレアドボを作ることも可能です。
ロバートやテテさんは自分でチレチポトレを作って教室で使っています。
またチポトレはチポトレアドボの他にもパウダー状にしたチポトレパウダーや
チポトレソルト、
チポトレペースト
といったものが商品化されています。
さて自宅でチレチポトレアドボソース漬けを作るにはこんなレシピがあります。
●切り込みを縦に入れてスチームしたチポトレ10個
●玉ねぎ1/3個をスライスする
●アップル酢大さじ5
●にんにく2粒スライスする
●トマトケチャップ大さじ4
●塩小さじ1/4
●炒った白ゴマ小さじ1/2
作りかた3カップの水に全ての材料を入れて1.5時間蓋をした鍋で煮込みます。水の量が1カップ位まで
減ったら出来上がりです。冷蔵庫で数週間保存できます。チポトレアドボです。
チポトレペーストを作りたい方はブレンダーで上の材料を攪拌させて、唐辛子の種をとりのぞけば出来上がりです。