ニキズキッチン英語料理教室 ブログ

外国人の自宅で習う世界の料理教室

キルギスからイチジクの香り

こんにちはシェルです。シルクロードの中継地点・キルギス共和国のオシュという町で生まれ育ちました。 キルギスには様々な民族が住んでおり、私自身はウズベク人です。祖父は中央アジアの主食である「ノン」を焼く職人です。そして父も、叔父もノン職人です。私は幼いころからいつもノンをやく父親の背中を見て育ってきました。また私自身も12歳から手伝いを始めて、日によっては3000枚の予約を焼く事もありました。

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マイダマンティ(Mayda manti)は、キルギスのオシュ州のご当地グルメ。小さいので”小さいマンティ”という名前がついています。中身は一般的なマンティとは違います。オシュに住むキルギス人もウズベク人もみんな大好きです。皮を薄く作るのがコツ。
子どもの頃、母におねだりしてよく作ってもらっていました。

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鶏肉のドラムで作る、絶品骨付きサムサ、トウックリソムサ(Tovuqli somsa)です。手作りパイ生地で包みますので、さくさく食感が楽しく、中にはある野菜が入ります。それがベストマッチします。見た目も可愛いく、おもてなしにもオススメです。ほかにもいろいろつくりましたよ 

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このお料理は、私の生まれ育ったキルギスのオシュ州だけで食べられている、いわゆるご当地グルメがあります。マイダマンティと言って、オシュでは専門店も複数あり、私の大好物です。袋いっぱいにマイダマンティを詰めて、町の唯一の世界遺産、スレイマン山に登って家族で食べたのが良い思い出です。
鶏肉の骨付きサムサは名前はサムサでも、作り方は一般的なサムサと全く違っています。サクサク生地を齧ると、肉と、あるものが出てきます!

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イチジクはキルギスでは家の庭によく生えている木で、秋にはたくさん食べます。日本には無い、平べったいタイプのいちじくもあり、とにかく本当に美味しいのですよ! 
季節のフルーツを使って生地まで全部美味しいデザートを作ります。※写真はいちじくを使って作ったときのもの。11月は日本の旬の果物を使って作ります。写真は季節のフルーツのピログ(anjirli pirog)です


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ルーヤリ サラートゥ(Loviyali salat)と呼ばれている爽やかな豆とお肉のサラダです。
キルギスでは料理に使うための白や緑や赤の豆をいつも常備しています。このサラダでは赤のインゲン豆をつかっています


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他にスープもサービスでお出ししました


<写真 とらお 文 かおり>