ニキズキッチン英語料理教室 ブログ

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セルビアの発酵キャベツのお話

セルビアにはキセリ クプスと呼ばれる発酵キャベツがあります。

この発酵キャベツを使って作るロールキャベツをサルマと呼んでいます。
乳酸発酵をさせた酸っぱいキャベツに豚肉を包んでから煮込むため、野菜自信に味がついていることから何もつけずそのまま食べることができます。
ところでセルビアのキャベツの塩漬に一番近いものは日本の白菜の漬物。塩分濃度も2%とほぼ同じです。 漬け込む期間が日本は2週間に対しセルビアでは約2倍の25日間のため日本のより少し酸っぱいです。 またスパイスなどは加えず伝統的には地域で取れる特別な種類の大きなキャベツを樽を使い塩水で漬け込んでいきます。 セルビアのものはドイツのザワークラウトに酸っぱくないため料理に使いやすいんですよ。
そんなサルマですが味わいが豊かなことからクリスマスや結婚式などのお祝いにも、よく登場します。
さて今回は日本の白菜の漬物を使い、キャベツではないためロールキャベツにはせずに野菜とお肉を重ねてから煮込む「ムサカ」風に仕上げました。日本に住むわたしタチアナながらの家庭料理なので世界にここでしか味わえません。
Prijatno!(プリヤトゥノ!)
さぁ召し上がれ