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ポーランドのイースター

ポーランドのドミニカさんより イースターのお話を伺いました。

とても良いお話でしたので 伺った内容をお写真と共にご紹介します

C.K

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イースター』はポーランドでは ヴィエルカノツ(Wielkanoc)=復活祭』と呼ばれていてポーランドカトリック信者にとって 宗教上の最も大切で重要な3つの厳粛な祭事のひとつです。


※12月のクリスマスは、家族の祭事。

※4月のイースターは、キリスト教の神秘的な祭事n。十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが3日目に復活したことを記念して祝う祭事で、イースターの日曜日と翌日の月曜日は国民の休日

ポーランドではお墓参りの日があり、それが毎年やってくる11月1日の「 諸聖人 しょせいじん の日(万聖節)」と翌日2日の「死者の日」です

ポーランドイースターは、アメリカのようにエッグハントと呼ばれる卵を探すイベントは行わなず、飾り付けは晴れやかに行います。
テーブルに飾られる木製のイースターエッグの模様はそれぞれの地域によって様々なパターンがあります。

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イースターは本番は日曜日だが、土曜日から月曜日まで 3日間祝祭が続く。

イースターの間に食されるお祝いの食事は【生まれ変わり/希望/喜び】を象徴しています。

"脂の木曜日"(Tłusty Czwartek)はイースター前の断食にそなえ「ポンチキ」と呼ばれるドーナツを沢山食べることから始まり、

"灰の水曜日"(Środa Popielcowa)には 教会の神父様に灰をかけて頂き、断食(カトリックでは 食事を断つのではなく「質素な食事」をすること)を始める。「断食」が終ると、いよいよイースターの特別食‼︎

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シフィエンツォンカ(Wielka Sobota : więconka) : ちいさな手籠に、死との勝利を意味する色付き卵、キリストの体を意味するパン、真実と清廉を意味する塩、家族の繁栄を象徴するハムやソーセージ、財産や知識を意味する手作りケーキなどが入っています。

キリストの復活を意味する砂糖細工の羊、肉体の力を意味する西洋わさび、花などを入れる人たちもいます)を持って教会に行き、テーブルに置いて 牧師に聖水をかけて食べ物に祝福して貰って 家に帰る。この祝福してもらったシフィエンツォンカはイースター当日の朝食となります。

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イースター当日の日曜日は、エレガントに ちょっと素敵な外出着を着て、早朝に前日に清めて貰った聖なる卵(新しい命の象徴)を クリスマスの聖餅(Oplatek /hostia)のように 小さくカットして皆で分け合って食べてから教会に行きます。

キリストの復活を祝うミサ Joyful Celebration の後、帰宅して 特別な朝御飯(イースター Dish)を食します。これは、前日、教会で清めてもらったバスケットの中身を家族の人数分にわけたものを食べることから始まります。大切なのは、卵を食べること。
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そして、スープ(白いボルシチやズーレックがポピュラー)・白ソーセージ・冷製ハム・ピックルフードは 冷製肉の付け合わせ・サラダの後に マズレック(Mazurek)やバプカ(Babka)などのケーキを食する。ケーキは、作るのに大変なものではありませんが、デコレーションにはこだわったものになります。

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イースター翌日の月曜日のセレブレーションは、ウエットマンデー。Poniedziałek wielkanocny(ポニエジャウェック・ヴィエルカノツヌィ)、別名Lany Poniedziałek(ラヌィ・ポニエジャウック‐水かけ月曜日/Śmigus-dyngus(シミグス・ディングスとも呼ばれる)といい、

聖水のみならず バケツの水や卵の形の水鉄砲などでところ構わず水をかけ、体を洗い流す日。

誰彼構わず道を通る人に水をかけるので、この日の外出は注意が必要💦外に出ない方が良い日。

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Dominicaさんのお父様は 家族に香りの良いperfumeをひと吹きする紳士であったが、幼い頃 おばあさまの家に集まった子どもたちは、家の中でも際限なく水を掛け合って 家中大変なことになったという。

車の中や教会の中は安全区域だが、そこに行き着く前にびしょ濡れになるので、一旦帰宅して着替えなければならなくなる。特に綺麗な女の子は、思春期の男子の餌食で💦多数が家の外で待ち構えている。Dominicaさんの従姉妹は頭の先から爪先まで水浸しになったそうな。


もともとこの日に男性が女性に水をかけていた習慣からきているもので、たくさん水をかけられた女性は早くお嫁にいけると言われていたが、現在では老若男女の区別なく水をかけ合う。

イースターは何故卵とウサギなのかという質問ですが。
「ウサギは多産であることから、豊穣と生命の象徴。
卵は命の始まりのシンボル」
だからだそうです

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